『人と自然にやさしい』をコンセプトに、材木屋の木の知識を生かして作り出した、木製品のケア用品です。
木製品(床・テーブル・カウンター・家具類など)を保護し、自然のつやを与えます。塗りやすく非常によく伸び、また酸化臭も抑えられています。
蜜蝋の保湿・柔軟作用により、はっ水効果があり、椿油と菜種油のブレンド油により適度な油分の補給をします。少量でもよく伸び、木製品に浸透し潤いを与えるので、乾燥からくるひび割れから守ります。
原材料は、国産蜜蝋(みつろう)、国産菜種油、椿油のみで作っており、有機溶剤・合成樹脂・乳化剤を一切含んでおりません。木製品以外に革製品や犬の肉球向けにも作っています。
蜜蝋(みつろう)は、ミツバチの巣を構成する蝋を精製したものです。保湿・柔軟作用があるとされ、化粧品の原料として使われる他、ろうそくやワックス、クレヨンなどの用途にも用いられています。
通常の養蜂では、ミツバチの巣のもとにはパラフィンが使われるため、蜜蝋の精製過程でパラフィンが混入することがあります。尾山製材の「みつろうクリーム」が使用する蜜蝋は、職人が丁寧に精製した貴重な無漂白の国産蜜蝋です。職人の目でパラフィンが混入せず、粘りが強い高品質のものを厳選しています。
元々、尾山製材で自作の棚に塗る自然塗料を調べているうちに“みつろう”と出会いました。初めて蜜蝋で塗料を作り、その質感の良さに感激したことから、多くの方にこの素材を使ってもらいたいと思い、「みつろうクリーム」シリーズを作り出しました。
蜜蝋の良さを最大限活かしつつ、足りない要素を補うために、試行錯誤を繰り返し、各油の最適な独自の配合を見つけ出し、「みつろうクリーム」が完成しました。
◼︎国産菜種油
富山県下新川郡で栽培した菜の花の種を圧搾法で絞った、脱臭・脱色していない本来の菜種油です。菜種油は半乾性油で防腐・防虫に優れた油です。半乾性油は乾性油に準じた目的で使用し通気性を保つ塗膜を形成します。
◼︎国産蜜蝋(みつろう)
みつろうキャンドル職人が、ていねいに精製した国産蜜蝋です。通常、巣素にはパラフィンが使われているため、蜜蝋の精製過程でパラフィンが混入する場合があります。そのパラフィンの混入がない厳選した蜜蝋を使用しており、品質自体もとても粘りのある高品質の蜜蝋です。蜜蝋には保湿・柔軟作用や抗菌作用があり、目が細かく粘りが強くカビなどから木を守る最適な原料です。
◼︎椿油
椿油は、主要成分脂肪酸はオレイン酸で含有量は80~90%、リノール酸を2~6%、飽和脂肪酸を10%程含んでいます。リノール酸の含有量が少ないから、酸化しにくく、人の皮膚に似た脂肪酸形成である油です。
※欧州工業規格「EN71-3」という試験の結果、「乾いた後に14歳未満の子供がなめても安全」という認定がされました。