尾山嘉彦
大学卒業後、地元の信用金庫での勤務を経て、2002年より2代目である父が営む尾山製材所に入りました。当時、木に関わる仕事といえば、大量の輸入材の参入や大手加工会社により、町の材木屋としては厳しい立場に立たされていました。小さな材木屋だからことできることは何かと「木」へ関わり方を見つめ直し、製材業として木材に携わるだけでなく、「人と自然に優しい」をコンセプトのみつろうクリーム、里山再生を目指す”虫喰い楢の天然木ブランド”である「RetRe(リツリ)」のブランドを立ち上げました。富山県朝日町に拠点を置き、製材業をメインで行う一方、木を中心とした社会を循環させる仕組み作りにも力を注いでいます。